XP Mode

Windows 7におけるさらなる互換性向上の切り札は、仮想マシンWindows XPを動かしウィンドウだけ飛ばすというXP Modeです。Windows 7 Professional以上に付属する予定なので、企業向けであり、家庭向けではありません。Windows 7を買うと、Windows XP仮想マシンのライセンスもついてくるので、お得といえばお得です。

XP Modeだと、ウィンドウだけでなく、仮想マシンからローカルディスクが統合されてみえるので、シームレスなファイルのやり取りができます。画像は、Windows XPのIE6をWindows 7に飛ばしている状態です。

感想としては、やっつけ統合システムですが、限定用途では使えないことがない。AppleMAC OS XでOS 9を内臓したときにようなシームレス感がありません。

問題点は以下です。

  • 仮想マシンなのでウィルスソフトを別にいれないといけない
  • あくまで仮想マシン内の画面を飛ばしているため、ウィンドウの最大サイズは仮想マシンの解像度に依存する
  • IMEは、仮想マシンで動いているものを利用。ウィンドウにくっついて飛ばされてくる。
  • Direct X 3Dは、仮想マシン(Virtual PC)が対応していないので、使えない
  • Remote DesktopよりGUIの描画のパフォーマンスが低い印象がある
  • Intel VTに対応したCPUでないと動作しない

インストールの情報がなかなか見つからなく苦労しました。
マニュアルは、Virtual PC_Eval_Guide です。
手っ取り早く使いたいかたは、ちょうさんの日記を参考にしてください。