[Web]2ちゃんねるのは裁判で負けてもなぜつぶれないのか

早稲田大学の講演会で、2ちゃんねるの管理者であるひろゆき氏は「(裁判に)勝とうが負けようが、(賠償金を)払わなければ一緒」といっていました。発言内容
なぜ、ひろゆき氏が裁判で負け続けて、数千万円の賠償金が未払いにもかかわらず、2ちゃんねるは存続できるのでしょうか。法律の専門家ではないですが、検討してみました。

  • 民事訴訟であるので、賠償金支払いに国の強制力はない、債務者に対して裁判所が強制執行の権利を与えるだけである。よって、払わなくとも、警察は民事不介入であるため、逮捕されない。
  • 財産の差し押さえという権利もあるが、財産をしらないとできない。(後から調べたら、財産開示手続というのがあるが、国の強制力はなし)
  • 裁判に負けて払わない場合には、一般には社会的信用を失い、事業を続けられなくなる。しかし、2chの広告元主は、風俗、出会い系、クレジットカード現金サービスなどアングラなにおいがする会社ばかりであり、そのような広告を積極的に載せる大手サイトは、ほかにない。
  • よって、賠償金を払わなくとも、それを理由に広告を下げる業者はいない。なお、管理者の年収は、1億2千万円ぐらい以上とのことであり、賠償金を十分払うことができる。(参考)

なかなか、特異なビジネスモデルを持っていますね。