P2P帯域制限装置

InteropでシスコからもらったPacketに、ぷららP2P帯域制限装置についての記事が載っていった。
P2P帯域制限装置ベンチャーのP-Cubeが、シスコに買収されたとおもったら、1年もしないうちにサービスコントロールとなっていたので、驚き。
このA&D(Acquisition & Development)は、日本企業のベンダーが追従できない速さを持つ。

さて、このようなISPに入るようなP2P帯域制限装置は、たとえばWinnyの帯域を絞るとき、いくらWinnyのパケットの暗号が解読されやすいとはいえ、Winny暗号を解読されるようなことはやっていない。
実際には、パケットのサイズ、やり取りのパターンを見て、Winnyであると判断している。動作の仕組みについては、Janogの資料を参考のこと。


このP2P帯域制限装置を入れるプロバイダーの条件は、以下の仮説が考えられる。

  • 加入者側回線のコストが高い
  • たとえばCATVのように、加入者線にシェアードバスを採用しているため、1人あたりの帯域が小さい

すなわち、加入者線にコスト的、物理的余力がないため、P2P帯域制限装置を導入する条件と考えられる。